【15】作戦会議~交渉の五輪書を求めて~

まずは土地の相談と言えばパナホーム。早速営業のKさんに電話しました。しかし、なんと不在!参謀が 欠けてしまいました。これは痛いです。仕方がないので連絡がつき次第、折り返ししてもらうことにしました。

焦る気持ちを押さえ込み、近くのミニストップに入り、連絡を待つことにしました。しかしなかなかかかってきません。 時計の針は容赦なしに進んでいきます。

今日中に不動産に行かないと、他の人に決まってしまうのがわかっている状態です。 まさかこんなに唐突に土地の交渉をすることになるとは思ってもいなかったのです。 もっとのんびり構えていたので、ノーガードでした。

いつ来るかわからないKさんの連絡を待ち呆けるワケにもいかなくなってきたので、同じくアプローチしていた積水ハウスにも連絡してみました。ここでも担当の人はいませんでした。 前日にこの土地の間取りのプランを作って欲しいという話をした営業さんもいない! なんでこんな日に限って誰もつかまらないんでしょうか。またも「縁」をつかめずか…。

こうなったら誰でも良かったので、積水ハウスの別の営業さんに出てもらい、 話を聞いてもらうことにしました。現状を説明し、どのように交渉したら良いのかというのを聞きました。

いきなり値引きの話を持ち出すと、「この人ははなから値段を下げさそうようとする人だ。」 と思われてしまうので、まずはこの土地を買いたいということをアピールした方が良いということでした。 値引きは端数を落とすぐらいじゃなかろうか、というところでした。

そろそろ時間切れです。心を決めて不動産屋さんに向かうことにしました。

と、ちょうどその時、パナホームの営業Kさんから電話がありました。仲介の不動産屋さんとは 連絡が取れていないと言ったら、「取らないで下さい。」といわれました。いやはや、あぶないところでした。我々は先に仲介業者へ連絡してしまっていたのです!しかしラッキーなことに担当者が不在だったのです。すんでのところで免れました。

なぜ仲介ではなく売主と連絡をとったほうが良いのか?簡単です。仲介手数料がかからないからです。我々はみすみす仲介手数料を払うことになっていたかも知れなかったのでした。

後は自分たちで 話をすればよいとのことでした。値引きについては1割がいいところではということでした。

Kさんからも最初からあまり値引きの話をしないほうが良いといわれました。心象が悪くなるからです。 コノ人に売りたいと思わせるような好印象な感じで攻めたほうが良いとのことでした。

さあ、もうできる範囲での作戦は練りました。時間いっぱいです。さっそく不動産屋さんに連絡して、手続きに向かいました。

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